特産品の振興

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概要

 周防岩国は山林が97%と米作に適していないので、吉川家の岩国入封当時より特産品の奨励に勤めた。 製紙業では岩国半紙、綿織物で岩国ちぢみは全国的に有名な特産品になった。蓮根は江戸末期に干拓した 尾津の水田で栽培したものである



  • 楮(こうぞ)、三椏(みつまた)を山間部に植えて岩国半紙を販売した。 売上げ金は岩国藩の財政を潤した。写真は横山に残る、旧目加田家の庭に植えた楮・三椏の 傍らに建ててある案内板である。
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  • 山間部では米作の代わりに和紙を徴収した。紙漉百姓には米と楮買入資金を貸し付けて、 大阪で売りさばき原価の50%以上の利益があった。
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  • 楮(こうぞ)、三椏(みつまた)の小枝を熱湯で煮て表皮を剥ぎ、灰汁を入れた煮汁で漂白し、叩いて繊維をほぐす等の 手間暇かけて和紙になる。岩国の沿岸部には今も製紙工場がある。
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  • 綿花栽培を行った。昭和の中頃位まで畑に植えてあった。
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  • 綿花の実である。多くの織物を製造して京阪で販売した
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  • 綿花の実を集めて、布団や衣類にした。商品価値の高かった岩国ちぢみは中級以下武家の 内職として盛んであった。
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  • ハゼの木で蝋を造る。子供や肌の弱い人は近くを通っただけでかぶれる。
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  • ハゼの実。実はかぶれない。
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  • ハゼの実から造った蝋燭である。随分前から岩国では造ってない。
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  • 江戸時代末期に干拓した尾津の水田は蓮田になった。
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  • 昭和の中頃までは泥まみれの手掘りであったが、今は機械で掘っている
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  • 機械堀りしたあと、女性たちが集めて籠に入れている。今も見られる風景です。
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参考文献

岩国市史

岩国徴古館 岩国市史編纂所 編集
岩国市 昭和32年(1957年)6月 発行(非売品)
発起人  第三代岩国市長 津田弥吉
発行者  当時の岩国市長 土肥京一
編集者  瀬川秀雄(文学博士)、桂、村上、香川


注 岩国市史は現在でも岩国徴古館 岩国市史編纂所が編集・発行している。参考にした岩国市史は昭和32年発行のもので、 岩国市の歴史は「岩国市史」以上に詳しいものはない。 本出版物は行政機関が編集したもので、岩国市の礎を築いた吉川家の歴史や行政を後世に伝えており、岩国市民への 公告の意味があり、また著作権の記載がなく非売品である。発効日から50年を経過しており原文を掲示します

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