究極の名橋 錦帯橋
第二章 錦帯橋の歴史
第2節 国指定から世界へ
岩国市錦帯橋世界遺産推進室 岡崎賢治 その4 7頁
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- タイトル
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第2節 国指定から世界へ
1.文化財指定の概要
(1)名勝指定の経緯
錦帯橋及びその周辺は、1922年に史跡名勝天然記念物保存法によって名勝に指定され、 1950年の文化財保護法施工に伴い改めて名勝に指定された。
(2)官報告示
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(3)指定説明
2.現在の運営方法
(1)明治期における錦帯橋の管理・運営
(2)現在の管理・運営
(3)利用形態 -
3.世界遺産に向けた取り組み
(1)経緯
2006年(平成18年)、山口県と岩国市の共同で「錦帯橋と岩国の町割り」で提案した
(2)審議結果
世界遺産暫定一覧には記載されなかったが、カテゴリー1aになった。 提案した地方自治体を中心に作業を進めるという段階である。
(3)総合的評価と課題
@総合的評価
将来候補になる可能性はあるが、本資産の景観としての真実性に関する確実な評価をえる努力が必要である。
A課題
a)顕著な普遍的価値(sites must be of outstanding universal value)
国際的観点から、本資産が顕著な普遍的価値(sites must be of outstanding universal value)を持つことを立証する必要がある
b)今後の課題
1)国内外の他の橋梁との比較
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2)真実性・完全性
・架け替えを行うことで、真実性の総体が確実に伝達されているか検証すること
・検証には内外の専門家と連携をとる
・橋の両岸に城郭と城下町が展開したことが、橋を継続的架け替える根拠として捉えられている。 何処までを一体の資産にすべきか整理すること
3)勧告
・国の文化財への指定または選定が可能なものは吟味すること
・錦川の右岸地区は適切に保全措置を講ずること (4)課題の克服に向けて
岩国市は、2009年「錦帯橋世界文化遺産専門委員会」を設立して課題克服の検討を始めた
表2.2-1に錦帯橋世界文化遺産専門委員会の名簿を示す
(5)現在までの取り組み
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@第一回錦帯橋国際シンポジウム開催
2008年(平成20年)1月27日
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A第二回錦帯橋国際シンポジウム開催
2010年(平成22年)11月14日
Bヨーロッパ・中国の木橋調査
C錦帯橋周知の取り組み
D過大の調査・研究













