キジヤ台風(1950年）で流失した名勝錦帯橋の再建記　その７

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第３編　業務整理
１　特殊整理事項
２　残務整理事項

第三編　業務整理
錦帯橋の再建工事は起工より竣工まで二年一ヶ月余を費やしたが、錦帯橋建設局は三年八ヵ月間、業務を行ってきた。
一、特殊整理事項
（１）諸記録の整備
財務的には国庫、県に支出を依存し、技術的にも文化財にとどまらず特異な構造であるため、岩国市建設局はあらゆる手段で記録にとどめ将来の参考に資す
イ　図書
(一）工事計画書及び設計書

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（二）工事日誌
　工事の進捗状況、資材及び労務の動きを記載する
（三）局日誌（気象日報)
（四）工事台帳
各工事の設計費、請負人、請負金額、契約概要、工事費支払い状況等
(五）工事契約書他１件書類
工事別に、起工、設計変更、契約、支払い、受け渡し等の書類を系統的に整理綴り込んだ
これら書類は岩国市条例に基づき、必要な期間、岩国市役所総務課で保管する
ロ　工事写真
（一）普通写真（白黒写真）
工事各段階の記録写真は、建設局で撮影しアルバムに収録して約８００枚を流失時の写真、渡り初めの写真と共に「錦帯橋再建記録写真帖」を編纂して、建設省、山口県、岩国市において保管する
(二)　天然色写真（カラー写真）(BR>

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佐藤博士、及び西岩国の桝井氏により８０枚撮影された。
ハ　記録映画
（一）十六ミリ映画の製作
岩国市内装束に住む杉本氏に「十六ミリ」記録映画の製作を委託した。昭和２７年３月上旬より、約１年間、木材の検収、運搬、橋脚工事、橋体工事、床固工事等を十六ミリフィルムに撮影し、１１巻３３０ｍに収録した。杉本氏の手で編集する予定であったが、突然、急死したのでこの計画は挫折し、未完了のまま岩国市役所で保管している。

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（二）教育宣伝映画の製作
読売新聞が教育宣伝映画の製作を計画していたが、同様の企画を毎日新聞が建設省、文化財保護委員会、山口県、岩国市と事前交渉して次の構想で撮影開始を決定した。
（a)文化財保護委員会の外郭団体として、財団法人文化財協会が設立された。最初の事業として錦帯橋の再建工事を記録して映画は永久保存する
(b)映画作成費用３００万円は、東京で１５０万円、地元（山口県と岩国市）が１５０万円負担する
(c)記録映画の製作は東宝系の平松プロダクションが行う
(d)版権は財団法人文化財協会にあるが、その宣伝には毎日新聞全国移動班が当たる
(e)財団法人文化財協会内に錦帯橋記録映画製作委員会を設ける

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昭和２７年１０月１８日、平松プロダクションと岩国市建設局で撮影に関する協議を行った

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錦帯橋記録映画製作委員会役員名簿

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錦帯橋記録映画製作委員会役員名簿

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記録映画「錦帯橋」　製作財団法人文化財協会
製作意図

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製作意図

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記録映画「錦帯橋」の構成

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記録映画「錦帯橋」の構成

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記録映画「錦帯橋」の構成
製作費見積り

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製作費見積り内訳

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製作費見積り内訳
「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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「錦帯橋」記録映画シナリオ

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(2)重要参考資料の保存
次の物件は、永久的に保管し同時に一般の鑑賞に提供できるように岩国徴古館で保管する
イ図書
(一）工事設計書
(二）工事設計図
(三）渡初め式　式辞、祝辞
(四）完工式　式辞、祝辞、工事報告
(五) 橋体の強度及び振動試験報告
ロ　写真
(一）錦帯橋再建記録写真帖
(二）新旧錦帯橋前傾写真
(三）渡初め式典写真
(四）かがり火、籠火点火時の錦帯橋夜景写真
ハ　地質断層箱